結婚するならどうしても

教養のある人がいい

そう思った。

私は以前、”恋愛感情はないけど自分のものにしたい”と思う人がいた。

結局その人は私のものにならないことが確定したのでその願望はあきらめることにしたのだが、その過程で大変気持ち悪いながらも、その人と「結婚したら」「付き合ったら」というifの世界を繰り広げていた。

 想像してほしい。知り合いから勝手に結婚や交際の妄想に自分が使われているところを。なぜか子供まで妄想されているところを。なんて気持ち悪いのだろう。私だったらあまりの気持ち悪さに口を利かなくなる。

だが私以外にも上記のような妄想、上記以上に気持ちの悪い妄想にふけった人は少なくないはずだ。

話がそれてしまったが、私が欲しかった人（以降紫の上と呼ぶ。理由としては性格がどことなく紫の上っぽいから）は理系で、数字には強いものの国語や語学、芸術や哲学、歴史などにはめっぽう疎く、互いに関心あるテーマにかなりの相違があった。

紫の上は流行りものやゲームやアニメなどのポップカルチャーは好きだが絵画や世界遺産、世界史などにはあまり興味がなかった。

最近であればタリバン政権が世界的な話題として事欠かないが、それについてもまったく興味がなく（タリバン政権の樹立はテロ組織支援国家の再来となる可能性があるわけで、これからテロが増えるのか！？など考えることが多い）聞き流されてしまった。

紫の上と結婚するところまで妄想しておきながら、最後まで紫の上に恋愛感情を抱かなかったのは上記した紫の上の”教養のなさ”（言い方がかなり悪いが分かりやすく表現するとこうなる。また私は理系に関してまったくの無教養であるため、紫の上にとっては教養のない人に該当するだろう）にある。

私は将来結婚するなら一緒に何時間もあぁでもないこうでもないと話せる人が良い。興味が同じところに向いている人がいい。もちろんすべて同じである必要はどこにもないが、やはりいろんなことを共有し互いに学びを深める付き合い方をしたい。何せそれが楽しいと思うから。

私の友人には教養がある人が多い。これからの政治がどうなるとか、女性の流行を見れば世間が読めるとか、フェミニズムやらミニマリズムやら・・・それらをああでもないこうでもないと議論したり意見を言うのが楽しいのだ。

世情や時事問題に対し持論を展開できない人に魅力を感じないのだ。

ちなみに紫の上から聞き流されてしまったタリバン政権の話は泣く泣く父親に話した。中露がタリバンを操ってテロ起こすんじゃね？という結論にいたった。